アールヌーヴォー
アールヌーヴォーとは19世紀に起こったヨーロッパにおける装飾美術の傾向のことであります。この時代の彫刻家やデザイナーといわれるアーティスト達が、共に念入りにアシンメトリーな装飾的なものを創りあげた芸術であります。そして、彼らにとって、自然とはインスピレーションの泉であり、特に好んでモチーフに使用しており、ダイナミックで曲線を帯びたラインで明確にエレメントを様式化し表現しております。こうしたレパートリーにつる性植物のつると触手、 翼と葉、 亀の甲羅とサヤ豆を付け加えることによって、さらに創造という枠を広げていきました。これらの作品は繊細であり、かつ有機的曲線なラインで装飾され、特に、ベルギーのものが特徴的であります。
彫刻や室内装飾品の分野において、彫刻の三次元の世界にアールヌーヴォーの二次元のラインへ移行する必要性に挑戦すること、それは、女性像に手を加えて表現することでありました。その試みは、若い女性の身体の官能的なカーブまたは頭髪全体を曲線(抽象主義でも他のテクニックとして使用)にすることでありました。
また、ドイツの皇帝は アールヌーヴォーは「青春様式」とも云われ、 Jugendstil ユーゲントシュティールを英訳すると Jugend は英語の youth (青年、若い人)に相当し、同じくstilは英語のstyle(スタイル)で言葉の通り、「若さ」を誇張しております。この時代の作品の中によく見られるものは、若い女性像が草木や花に変化していくものとなります。
私共がお勧め致します製品はこのユーゲントシュティールの様式を表現致しましたものとなります。そしてこれらの製品はアーティスト、彫刻家である Albert Mayer の作品である物のレプリカとなっております。彼は19世紀の後半から1914年迄、有名なドイツの工場 WMF での監修を務め、アートスタジオの責任者でありました。 WMF (Würtembergische MetalwarenFabrik) とは1900年頃、ユーゲントシュティールのスタイルで家庭用品を金属で製造するとても大きな会社でありました。
私共の殆どの製品は、素晴らしい書籍であります題目「 Art Nouveau Domestic Metalwork 」1906年の英語版のオリジナルカタログを基に創り上げました。
クリックするとカタログの中にオリジナルデザイン画をご覧戴けます。